そして今度はちょうど今日までロンドンパラリンピックが開催されています(明日は閉会式)。
そんな中「両足切断の元F1ドライバー、アレックス・ザナルディ(アレッサンドロ・ザナルディ)がロンドンパラリンピックで金メダル」というニュースを見ました。
私はモータースポーツには全く疎いのですが、このアレックス・ザナルディ(アレッサンドロ・ザナルディ)という選手は、1991年~1994年、そして1999年にF1ドライバーとして活躍し、CARTでは2度シリーズチャンピオン(1997年、1998年)に輝いた凄いレーシングドライバーだそうです。
どうしてそんな人がパラリンピックに?
と疑問に思い、ちょっと調べてみると・・・。
なんと、そのアレックス・ザナルディ(アレッサンドロ・ザナルディ)選手は、2001年のレース中に両足を大腿部から切断するという大事故に見舞われたそうです。
出血多量で瀕死の重症を負ったそうですから、普通ならこの時点で失意の中引退してしまうでしょう。
ところが、彼は20ヶ月後には再びドライバーとして復帰しました。
それも、事故のあったラウジッツリンクというサーキットで特別仕様のマシンに乗り込み、前年のレースの残り周回を走り切ったそうです。
自分自身、一つのけじめをつけるため、そして事故の幻影や恐怖に打ち勝つために敢えてそうしたのだろうと思います。
そして、2003年~2009年まで再度レーシングドライバーとして活躍し、2009年からはその数年前から取り組んでいたハンドサイクルに本格的に転向して、今回のロンドンパラリンピックでイタリア代表に選ばれ、見事金メダルを獲得したそうです。
それも、今日の最新ニュースでは「ハンドサイクル・タイムトライアル、ハンドサイクル・ロードレースの2種目で金メダルを獲得、チームリレーは銀メダルを獲得」だとか!
なんという強靭な意志の人でしょう!
その彼のコメントは、本当に示唆に富んでいます。
"いつもどおりラッキーだった"
"僕は人生からたくさんの物を得てきた。幸運の女神が次々にいろんなものを与えてくれる。本当に感謝するばかりだ"
これが今から11年前に大事故で両足を失った人の言葉なのです。
レーシングドライバーの世界の頂点で両足を失いながらも、そのハンデをものともせずに現役復帰し、頂点のF1ではないけれども自分が戦える舞台、自分を生かせる舞台で再度自分を生かした人。
そしてその後、機械ではなく純粋に肉体で勝負する全く新しい舞台にチャレンジし、さらにそこでも世界の頂点を目指した人。
結果、彼は新しい舞台でも本当に頂点を極めました。
"いつもどおりラッキーだった"
"僕は人生からたくさんの物を得てきた"
"幸運の女神が次々にいろんなものを与えてくれる"
"本当に感謝するばかりだ"
彼の言葉には、自分を幸せにする秘訣が溢れています。
世の中には両足を失った時点で悲観する人が多いでしょう。
両足を切断されるところまでいかなくても、仕事が無いから、物事がうまくいかないから、愛されないから、病気だから・・・という理由で自分は不幸だと感じている人が多いのではないでしょうか。
しかし、自分自身が物事の見方を変えるだけでこれだけ前向きな人生が開けるのです。
彼は本当にラッキーだっただけだと思いますか?
ラッキーなだけでこれだけのことを成し遂げられると思いますか?
実際そこには信じられないような努力があったはずです。
レーシングドライバーとして世界の頂点を極める過程でも、再度レーシングドライバーとして復帰する過程でも、ハンドサイクルで金メダルを取る過程でも、彼は常にぎりぎりの努力を続けてきたことでしょう。
自分が受けた体験に感謝し、自分を愛し、自分を信じて。
世界中の多くの人々にそれを教えてくれたアレックス・ザナルディ(アレッサンドロ・ザナルディ)選手に、惜しみない拍手を送りたいと思った一日でした☆
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