2012年1月28日土曜日

心の闇の邪気と反省瞑想☆

邪気には様々な種類があります。

身体の内側にこびり付いてはいるものの、技術的に取り出し易い邪気もあれば、本人が無意識で作り続けてしまうために、いくら取り除いても湧き出してくる邪気もあります。

このような邪気はその患者さん本人の意識レベルが変わることでようやく解消していきます。

このような邪気は、その人が言葉や態度、環境、状況等から傷付いて深く沈んだ状態の邪気ですが(私は心の闇と呼んでいます)、体内で大変ねちねちと緩慢なるうごめき方をしますので、本人にとってはたまらなく辛い感覚となります。
それはまるで体内に芋虫を飼っているような感覚です。

この「闇の邪気」には、意識があるため上手く誘導して自ら出ていって貰う事が必要です。

闇の邪気がうごめきながら出て行く時には、患者さん本人も嫌な感覚で辛いと思います。
しかしその後は、晴れ晴れとぱっとすがすがしい爽やかな感覚となります。

心の闇が意識を持つほど大きな存在にしてしまわないように、日常的にその都度、小さい事から解消していく努力は大事です。

例えば、打たれ弱い方がいます。

否定的な言葉に傷ついた時には、「言ってくれて有難う。考えてみますね。」と返しておき、自問自答してみます。
私が「反省瞑想」と呼んでいるのもその一つです。
すぐには解決出来なくとも、とりあえずその問題は取り込む事なく棚上げ状態にできますし、問題によってはいずれ時間差で解決の方向に向かうものです。

言われた言葉に納得がいかないことがあるかもしれません。
むしろ傷つくということは相手に投げられたその言葉に納得がいかないからでしょう。
しかし、その時に怒りや悲しみの感情だけに身を任せていると心の闇の邪気を生み出してしまいます。
そうなると、結果的に自分自身が自分を傷付けることになります。

それは愚かなことです。

そのような時には、感謝してその言葉を淡々と受ければ、良いのです。

マイナスに思える体験もプラスに思える体験も、全てが自分自身の「魂磨き」「魂の成長」のために与えられていることなのです。

「今まで感じたことのなかったこんな感情を自分の中に感じることが出来た。有難う。」
「こんな貴重な体験をさせてくれて有難う。」

どんな体験も「感謝して」「受ける」ことが大切です。
それが自分自身の「魂磨き」「魂の成長」に繋がります。

もし泣きたいほど辛ければ、その時には思い切り泣けば良いのです。
医学的にも涙がストレス物質を体外に流し出すことは判明しています。

自分自身で心の闇の邪気を溜めないこと。
そのためには、一日の終わりには「反省瞑想」をして自分の中の邪気払いをし、眠る事は大切な習慣です。


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