AIJ投資顧問が実際に企業年金から集めた資金は約1500億円で、約500億円は虚偽の運用実績に基づく水増しだったそうですが、いずれにしても巨額の年金資産が消失してしまったようです。
AIJ投資顧問に運用委託していたのは、大部分が中小企業の集まりによる総合型厚生年金基金だったため、加入している中小企業やその従業員が結果的に影響を被ることになるとか。
また、AIJ投資顧問は、実際には運用が失敗して損失が出ているのに運用益が出ているように虚偽の報告を提出し続け、ある年金基金が解約を申し出ると嘘の運用益を上乗せして返金し、今度はその穴埋めのために嘘の運用成績を提示しながら営業して新たな年金基金から資金を集めていたとか。
こんなことはもう詐欺としか言えないでしょう。
資金運用で失敗があったのなら、何故もっと手前でそれを認めて報告出来なかったのでしょうか。
目先の信用を失ったとしても、まだ小さな失敗のうちに収めておけば、これほど多くの人々に迷惑をかけることはなかったでしょう。
似たようなことがここ数十年の間にいくつも起こっています。
東京電力の原発トラブル隠し事件然り、そして・・・国の消えた年金問題然り。
私は、戦後日本が自分の失敗をきちんと言えない(認めない)教育をしてきたことが問題だと思っています。
道徳教育というものが如何に軽視されてきたことか・・・。
どんなにルールを作ったところで、運用するのが「人」である限り限界があります。
その「人」が自ら律することが出来るようにする方が、総合的には社会全体が安定&安心して運営されていき、いわゆる社会的コストも下がることになります。
失敗は小さなうちに目を摘み、成功は大きく育てることが大切です。
投資の世界で言えば
"失敗は小さなうちに損切りし、成功(つまり利食い)は大きく育てる"
ということでしょう。
投資の専門家であるはずの投資顧問会社がそれをしなかったというのは、本当に愚かとしか思えません。
為政者の方々には、このような問題が発生する度にその場しのぎの対応で終わるだけでなく、教育の根幹から起こっている問題をきちんと認識していただきたいと思います。
自分の失敗を言えない、認めない・・・言い換えれば、それは心の闇の広がりです。
心の闇ではなく、心の光の世界を広げるならば、他人に対して自分の失敗は失敗として認めることなどごく普通に当たり前に出来るようになりましょう。
個人一人一人がそうなっていくことで世の中全体が光の世界に近付きます。
ある日突然、世の中がいきなり良くなるなんてことはありません。
個人一人一人が変わっていくことで、世の中が良くなっていくのです。
子供への教育で言えば、お母さんはそれに対して感情的に怒るのではなく、冷静に言って聞かせてたしなめる、つまりきちんと「諌める」「教える」ことが重要です。
そして、正直に失敗を認め話したことを、勇気ある行為として褒めてあげましょう。
そして、正直に失敗を認めず話さなかったらどういう結果を生むのか、本人に考えさせましょう。
家庭でも、学校でも、会社でも、どんな組織でも、基本は同じです。
本人自ら考えさせる、その繰り返しこそ教育なのです。
「愛から立ち上げる教育」を、様々な場で是非実践していただきたいですね☆
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こんにちは。
返信削除ブログ読ませていただきました。
ありがとうございます。
まりなさんの治療を受けさせていただくには、どうしたらいいでしょうか?
ありがとうございます。
削除せっかくそうおっしゃっていただいたのに大変申し訳ないのですが、現在はご縁があった方からのご紹介のみとさせていただいております。
お悩み事が改善されますようお祈り申し上げております☆