2012年4月10日火曜日

マイクロソフト(MS)がAOLから総額10億ドル超で特許取得☆

という記事を見ました。

米マイクロソフト(MS)とインターネット大手のAOLは4月9日、マイクロソフト(MS)がAOLの特許約800件を総額10億5,600万ドル(約860億円)で買い取ることで合意したと発表したそうです。

このAOLの特許売却の入札には、インターネット検索最大手のグーグル(Google)、インターネット通販最大手のアマゾン・ドット・コム(Amazon.com)、インターネットオークション最大手のイーベイ(eBay)、SNS最大手のフェイスブック(Facebook)等、世界を代表する錚々たるインターネット関連企業が参加したとか。

それらの会社に競り勝ってマイクロソフト(MS)がAOLの特許を取得したと。

マイクロソフト(MS)は、インターネット業界でGoogleと熾烈な競争をしていますが、インターネットの検索分野でなかなかGoogleとの差を詰められないことに業を煮やしたのか、2008年2月には米ヤフー(Yahoo!)の買収提案を行い、その後米ヤフー(Yahoo!)の共同創業者でCEOのジェリー・ヤン氏が辞任したりと事態が二転三転した後、最終的にマイクロソフト(MS)は米ヤフー(Yahoo!)と提携しました(2009年7月)。

2008年2月にマイクロソフト(MS)が米ヤフー(Yahoo!)に初めて買収提案をした時、提示した金額は446億ドル(当時の為替レートで約4兆7,500億円)でした。

またマイクロソフト(MS)は、スマートフォンやタブレット端末等に使うOSの特許を巡ってGoogleと紛争を繰り広げているため、今回のAOLの特許取得で特許戦略を強化する狙いがあるとも言われています。

そういったことを考えると、今回AOLから約800件の特許を10億ドル超で取得出来たのは安い買い物なのかもしれません。

AOLと言えば、1998年に公開された映画「ユー・ガット・メール (You've Got Mail)」が懐かしいですね。

実生活では敵同士でいがみ合っているトム・ハンクスメグ・ライアンが、お互いに正体を知らないままインターネットのメールを通じて惹かれ合っていく様にドキドキ感が高まり、最後のハッピーエンドをワクワクしながら見ることが出来ました。
今となってはAOLのあの"ユー・ガット・メール (You've Got Mail)"というメール着信音がとても懐かしく感じられます。

AOLが絶頂期だったのは2000年前後のドットコムバブル、インターネットバブル、ITバブルと言われた頃でしょうか。

CompuServe(1997年9月)、ネットスケープコミュニケーションズ(Netscape Communications)(1998年)、そしてタイム・ワーナー(Time Warner)(2000年)を次々に買収し、世界最大の複合企業となり、向かうところ敵無し!状態でしたが・・・AOL部門の業績が急速に悪化し、凋落の一途を辿ってしまいました。

それでもAOLはアメリカ国内でまだ300万人以上のユーザーを抱える大手プロバイダーの一社です。

無線LANも発達してブロードバンドが当たり前になった現在の日本からすれば考え難いことですが、新興国ではいまだにモデムを使って通常の電話回線やISDNでダイヤルアップ接続するのが当たり前の世界だそうですから、インフラ未整備のそういう新興国に積極的に進出することで再度業績が上がってくる、といったことがあるかもしれません。

先進国でのシェア拡大が頭打ちになった自動車メーカーなどがBRICsを中心に新興国での売上を伸ばしているように、プロバイダー事業でもそういったことが可能かもしれません。

AOLは今回の特許売却でマイクロソフト(MS)から得られる売却益のかなりの部分を株主に還元するそうですが、じり貧にならないよう前向きな分野にも資源配分出来れば良いですね。


企業における特許とは、いわばその会社が誰にも負けない「独自性」であり「強み」でしょう。

特許とは、独自性が公式に認められ、同じ業界の中でも頭一つ抜きんでることが出来るもの。

そしてそれは、今回のニュースのように、たとえ一時期からすればかなり凋落したと言える企業が持っている特許でも、本当に価値あるものであればきちんとした価格が付いて誰かが買ってくれるものです。

人に置き換えて考えてみても同じことが言えるのではないでしょうか。

その人が、例えば仕事で失敗したり、投資で失敗したり、結婚で失敗したり、そういうことがあったとしても、たとえどんなことがあっても、本人自身に誰にも負けない「独自性」「強み」「価値」を持っている限り、復活のチャンスは巡ってきます。

そうすると、やはり普段から心がけておく一番大切なことは「自分自身を磨く」ことなのです。

身近なところから、例えばまず、ビジネスマンとして、OLとして。
父として、母として。
男性として、女性として。
そして、人として。

「魂磨き」まで常に意識出来れば最高です。


「マイクロソフト(MS)がAOLから総額10億ドル超で特許取得」というニュースを見て、時代の移り変わりとインターネットの世界の競争の厳しさを改めて感じるとともに、そんなことを感じた一日でした☆


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